8. 自作キーボード組み立て編: 実際の作業手順

必要な工具と材料

基本工具

  • はんだごて
    • 温度調節可能でUSB電源対応のものを選択。USB電源は65Wが必要。
      • 無鉛ハンダも問題無く作業できました。
    • 柔らかいUSBケーブルを使用して作業性を向上。
    • こて台も新調。
  • テスタ
    • 以前使っていたアナログテスタのヒューズが切れたことに合わせて新調。ブレッドボードに差し込んで使える、テスタリード延長コネクタも合わせて準備。

その他工具

  • 鉛フリーハンダ、フラックス、ハンダ吸い取り線。
    • 特にフラックスはあると無いとでは作業性が大きく変わります。
  • 高品質のピンセット、ニッパ、ワイヤストリッパ。
    • ピンセットについては、知人から良いものの購入をおすすめされたこともあり準備しました。
    • ワイヤストリッパも有無によって作業性がかわります。
  • 固定用クランプ、接着剤、熱収縮チューブ。
    • クランプはホームセンターにも売っていますが、接着作業時に固定出来るのが良いです。
    • 素材がナイロンということで接着剤を選ぶようですが、以下は問題なく接着できました。


追加機材

ケース上下をネジ止めするためにM2サイズのイリサートを採用しました。

  • 工具も準備しました。

組み立ての手順

部品実装

STEP

主要部品の取り付け

  • ISP1807モジュール、LipoAmigo、昇圧基板を基板に取り付け。
  • キーボード用およびトラックボール用のフレキコネクタを半田付け。
STEP

ダイオードや抵抗の実装

  • マスキングテープで基板裏側から仮固定。
  • 足を短く切り、はんだ付けを実施。
STEP

フレキケーブルの加工

  • キーボードは元の0.8mmピッチのコネクタが断線していたため、ケーブルを途中で切断。
  • 新たに1mmピッチの端子を作成し、接続を修復。
STEP

電源スイッチ基板の設置

  • 小型基板に電源スイッチを配置。
  • 2.54mmピッチのコネクタを加工して固定。

外装の組み立て

STEP

外装の接着と固定

  • クランプで外装を仮固定し、接着剤で結合。
STEP

イリサートの設置

  • ネジ穴を強化するためにイリサートを埋め込み。
  • M2サイズのネジを使用してケース上下をしっかり固定。

最終確認

  • 動作確認
    • テスタで接続を確認し、基板および各モジュールの動作テストを実施。
  • 外装の仕上がり確認
    • 接着強度やネジの締まり具合を確認。

組み立て完了

次に向けて

部品の実装から外装の組み立てまでを終え、自作キーボードが一旦完成しました。次回は動作テストと不具合対応について詳しくご紹介します。