9. 自作キーボード不具合対応編: うまく動かない

フレキケーブル不調

問題の原因

DHUのキーシートが古いため、フレキシブルケーブルの曲がっている箇所で断線が発生。

対策

  • テスタリードのまち針版を作成し、どこで断線しているのかを特定。
  • 断線部分はPolycalm 導電塗料タッチアップペンで修復。
導電塗料使用

これは先端部分ですが、似たような感じで折れ曲がる箇所も塗料で塗りました。

回路の不具合修正

問題の原因

電源ラインと信号ラインの取り違えが発覚。

対策

配線を単純に入れ替えて修正。その後、機能追加に合わせて改良版PCBを発注した。

性能不足への対処

問題の原因

  • PS/2ストリーミングデータが100%取得できず、クリック操作が抜ける現象が発生。
  • 移動データの抜けは小さな問題だが、クリック操作の抜けは実用性に影響するため、特に対策が必要。

対策

  • クリック操作はPS/2データからではなく、キーボードと同様のスキャン処理で取得するよう仕様変更。
  • トラックボール基板から既存ボタン経路をカットし、自作基板に接続して安定動作を実現。

次に向けて

次回は、キーボードにさらなる機能追加調整を施し、より便利で実用的なデバイスに進化させる過程を紹介します。