目次
電池持ち改善
省電力モードの実装
- Arduino Low Powerライブラリを導入し、低消費電力モードを追加。
- 無操作が続くとスリープし、トラックボールの右クリックで解除するようにした。
機能追加
ホイール変換ボタンの追加
Fnキーを押しながら、トラックボールを操作することでホイールとしていたが、操作しやすいように、専用のボタンを筐体の手前に追加した。
- 小さなボタンなので、スイッチも小さくするため、Kailh Mid-heightスイッチを選択した。
- キーキャップはFreeCADで設計し、MJFで3Dプリント。
マウス機能ボタンの実現
通常のマウスで余ったボタンをPageUp/PageDownキーに割り当てていたが、同等機能を実現した。
ホイール変換専用ボタンを押しながら、トラックボールのボタンを押すと、PageUp/PageDownキーに置き換わるようにした。
リセットボタンの搭載
プログラム書き換え時など、まれにリセットが必要なので、外から操作できるように、専用のスイッチを追加した。
側面に取り付け可能な直立する電源プッシュスイッチを採用した。
音量調整キー
HIDキーコードではなく、Consumer Media Keysを用いることで、Windows上での音量調整が可能になった。
blehid.consumerKeyPressで、HID_USAGE_CONSUMER_VOLUME_INCREMENTなどをを送信する。
ディスプレイ明るさ調整キー
明るさ調整キーもConsumer Media Keysを利用する。HID_USAGE_CONSUMER_BRIGHTNESS_INCREMENTなどを使う。
ケースの調整
以下細かく調整した。
- 手前の角を滑らかにするためにフィレット加工を追加。
- 側面にひっかかりを追加して、持ち上げやすさを改善。
- 電源スイッチの周囲に突起を設け、誤操作を防止。
- ゴム足領域を拡張し、多くのゴム足を配置可能にして安定性を向上。
調整後の効果
- Fnキー操作が無理なく行えるようになり、ホイール操作がしやすくなった。
- PageUp/PageDownキーにより、作業効率が向上。
- 持ち上げやすくなり、扱いやすさが向上。
- 電源スイッチの誤操作が減少し、操作性が安定。
- ゴム足の改良で、操作時のキーボードの位置が安定。
次に向けて
完成したキーボードを実際に使ってみて感じた操作感、改善点、そして実際の制作を通じて得られた学びについて詳しくお話しします。
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